ミスター金は、自分で切って流血していると言っていたが、後の選手は、玉田に任せているそうだった。
私も流血しなきゃいけないのかと思ったら気分が、沈んでだ。
「ハスミちゃん、デビューらしいね。
う~ん。やっぱり良い太ももだねぇ。
下半身もいいね。」
玉田が私を誉めたが、皆がそこばかり言うのでうんざりした。
顔が可愛いねとか女の子が喜ぶ所を誉めて欲しかった。
私は、自分では、そこそこの可愛い顔をしてると思っていた。
ここに、入って誰もそういう事を言わないから最近は、少し自信を無くしていた。
「ハスミ!!サボってんじゃねえよ!!ブリッジしろブリッジ!!
プロレスラーは、首も鍛えてないと怪我するぞ!!
お前はうちのエースを高橋と争うんだぞ!!
きちんと練習して沢山食べろよ。」
山尾が、怒鳴った。
体重を上げろと山尾は、うるさいが私は、身長百六十センチで今は、体重が五十キロを越えてしまった。
十八歳の周りの女の子は、ダイエットダイエットなのに私は、太らないといけないって悲しかった。