ボボさんは、頭を打っていた為に意識は戻ったし記憶も戻ったが、念のために病院に行った。
山尾や皆に謝り続けながら病院に行った。
皆謝らなくても良いと言ったが打撃を得意とする自分が、打撃でやられたのはボボさんにとっては不覚だったのだろう。
ミスター金は中山雄一戦に備えてウォーミングアップをしながら明日は我が身だと呟いた。
中山雄一は、真日本の若きエースだ。
ルックスも良くシュートマッチでも強い。
プロレスの上手さと言う点ではまだまだこれからの部分もあったが、それは経験だろうと言われていた。
私は、準備の為に控え室に残りモニターでこの試合を観ていた。
高橋君は、オープンフィンガーグローブを着けミット打ちを続けている。
マスコミの多くは無名の新人と九州力の戦いを批判的に書いていた。