後の四人はボクサーパンツ型の白のタイツに裸足の為に後ろに小さく心と入っていた。



私のお尻の所にも小さく心と入っていたが、目立たないし決してダサくなかった。



後に白の軍団と呼ばれるのは、綾香さんのプロデュースがあったからだ。



そりゃ、山尾のセンスでコスチュームを決められていたら悲惨な事になったと思う。



玉田のリングサイドには山尾と私が付いていた。



他の三人は、既に試合前のアップを始めている。



身体を温めていかないと試合になって動かない事があるので入念なアップが必要なのだ。



一方の永山武は、気合いの入った表情でリングインして来た。



永山の立場から見ると美味しくない試合だった。



玉田は、無名だしシュートマッチではないのだから当然だろう。