「ハスミ!!次は、キックのスパーリングだ!!」




山尾の声が響いた。



その後高橋君も私も退院してまたトレーニングに励んでいた。




表面上は、あまり前と変わってないように思えたが心日本プロレスは、変わって来ていた。




山尾とミスター金は、あまり倉庫でトレーニングをしなかったが、身体が絞れて来ているのが分かった。




ミスター金は、たまに、倉庫で裸になるとびっくりするくらい身体を絞って来ていた。




山尾も身体を絞っていたがミスター金には、驚いた。




二人共倉庫では、ほとんど練習しなかったから一体どこで練習してるのだろうと思った。




玉田は、あの試合以来私とほとんど口を聞いてくれなかったが、ウェイトトレーニングよりもスパークリングを重視するようになり、見せかけのムキムキの筋肉は、段々無くなって行った。




玉田は、スパーリングでやられてもやられても向かって行った。




高橋君も私も更に激しいトレーニングを積んだ。




ボボさんは、体重を増やすのに必死だったが、相変わらず暗かった。