「あ、南央!!先いってて!」

南央にそう告げると私は図書室へ向かった。


「失礼します…」


そう呟いて、図書室へ入る。


「あれ?黒川先輩…?」


黒川先輩は、図書室の机にうつ伏せになってグッスリと眠っていた。