感謝してるよ、沖縄。
もう一度あの海を見たいと思っている。
あの四人で…。
…ある日のホームルームの時間。
先生は黒板にある文字を書いていく。
それは『修学旅行について』
場所、沖縄
日にち、10月10日~
「来月10月に修学旅行があるのでその班を決めます」
今日、修学旅行の班決めをするみたいだ。
正直、高校生にもなって班決めをするなんて…と思ったけれど反抗はできなかった。
しょうがないという言葉で収めることにしよう。
「優~どうする?」
振り返りながら優にどうするか聞く。
すると優は『何でもいいよ』と言った。
けどどうしたらいい?
班の人数は4人~6人。
俺と優と沙紀は決定としかてあと一人はどうしたら?
安里を加えるか?
でもそれはどうなのかな。
優は気まずくなったりしないだろうか。
一人で悩む俺。
そんな時、安里の声が聞こえてきた。
「優~、歩~、俺あっちの班行くから、ごめんな」