「たとえば、千鶴と心寧の喧嘩集を話すぞ。」

「・・・うん。」


~回想~

千鶴と心寧喧嘩集1

「ちーづちゃん、お人形さん遊びしよっ♪」

「心寧、今チーズって言わなかった?」

「言ってないよぉ?チーズちゃん♪」

「言ったよねいま確実に!!」

「ち、ちーちゃんも、ここねもやめよーよ?」

止める俺なんかお構いなく口げんかを二人は続ける。

そこまでならよかった。

「言ってないよぉ。チーズちゃん、細かいこと気にしてると、禿るってママが言ってたよぉ?あ、ごめんねぇ、禿ちゃん!!」

「一文字もあってない!てゆうか、ひきこもりに禿言われたくないよ!!まず、ちぃはあんたと違ってふさふさだしぃ♪」

と言って千鶴が、心寧のほほをビンタ。

そこで心寧がグーパンチ。

千鶴は蹴りだして、心寧は投げ技を仕掛け、

更に千鶴は、受け身を取る。

その繰り返し。

「あら、翔ちゃんどうしたの。」

きづくのは、必ず、心寧の母親。

「心寧とちーちゃんが喧嘩して・・・・。」

「あら、心寧っ、ちづちゃんやめなさいっ!!ほら、二人で仲良くごめんなさいして!!それから、翔ちゃんにも、ごめんなさいしようね?」

「はぁ~い。ママ。」

心寧は素直に言うことを聞き、千鶴は、俺にだけ謝る。

「あのさ、子供の喧嘩に入ってこないでくれないかな?心寧のお母さん。」

もともと、心寧の家族と千鶴の家族は仲が悪いためか、

よくこうなるのだった・・・(-_-;)


~回想終了~