途端に、白河翔希が焦って話し始めた。

「freshだけじゃなくて、途中からはいった新メンバーには必ず、事前に何も言わずの、テストみたいなのがあるんだ。郁馬も満も受けてる。」

テスト・・・?

「新メンバー加入後の二週間後に新曲発表を必ずすることになってるのはそのせい。そのメンバーの一員って自覚を持たせるためなんだよね。」

「なるほど。」

「で、あのいじめも仕組んだんすか?」

あれは白河翔希も知らなかったんだ。。。

「なんか二人の距離感がうざくてね☆ついつい★」

「柊花と白河の距離感がな。」

あたしと白河翔希の距離感・・・?

「くっつくなら早くくっついてくれる?」

「見ててイライラする。」

あたしは、蒼さんと茜さんの話し方にイライラする・・・。

でも、さっきから、白河翔希を見てドキドキするのは事実。

まぎれもない、あたしの感情。

「柊花、顔が赤いよ?」

「へ?」

あたしの顔が赤い。。。?

「照れてるの?可愛いっ!!」

「ちち違いますっ!!自惚れないでよっ!!白河翔希!!」

あたしは恥ずかしくて逃げた。

それ以上あの場にいられなかった。