比較され続けて、ひねくれてるあたしを救ってくれたのはちーちゃん。

そして、


一緒にいたいと思えるメンバーにも出会うことができた。

「あたしにあんまり似てないよ。美人っていうより、可愛いが正しい。背は低めで色白で色素の薄い茶色の髪。いつもニコニコしてて、公佳、公佳ってあたしについてくるの。」


あたしはそんな子じゃない。

あたしを美化しすぎだよ。


公佳・・・。

「へぇ~。あたしも公佳先生の妹になりたいです!」


「無理。」

公佳はニッコリでもはっきりと冷たい声で言った。

「気付いてないとでも思ってたかもしれないけど、向坂柊花の教科書捨てたことあるわよね?あなたはシューズに画鋲。そっちのあなたは机に落書き。ぜーんぶ知ってるのよ?」

え・・・?

そんなこと一度もなかったけど・・・?

ん・・。でも、あたしが平気な顔で教室に行くと、驚いてた人いたなあ・・・。

しかもあの子たち全員同じクラスになったことあるし・・・。

「そんな子、くっついてほしくないの。柊花いらっしゃい。」

「なんですかです・・・。公佳先生。」

なんなのよ公佳。

「いつもの姿だしなさい。」

何言ってんのよ公佳!!

「何言ってるんですかです。」

「ばーか。アホチビまぬけ!!」

むうううううううっ!!

「いちいち、人の気にしてるとこ言わないでよ公佳!!」


「「「「「「「公佳・・・???」」」」」」