クスッ


小さな隆也くんの笑い声。


「銀先輩は俺の人形なんで。」


隆也くんは楽しそうに笑って手元にある人形を動かした。


ドーンッ


また爆音が鳴り響く。


「ちっ。」


舌打ちをする銀は凛妃にパンチをしていた。

それをギリギリでかわす凛妃。


「......面倒なことをしてくれるよね?」


凛妃は銀の後ろに立つ隆也くんを睨む。


隆也くんの能力は人形使い。


人形使い→忘れた方は38ページへ!!


銀は隆也くんに操られている。


「銀先輩が一番敵にまわったら面倒ですよね。」


ドンッ


「ちっ。華恋!!僕が銀の相手するから隆也の方お願い!!」


銀のパンチをかわしながらそう叫ぶ凛妃。


「わかった!!」


私は凛妃に返事をして耳をすませる。