「ビールを買ってきたんだ。
よかったら、冷えてるうちに、飲もうよ」


僕のベッドの上に放り投げてあったコンビニの袋を漁る。
そこからビールを2本掴むと、彼女の方へと向き直った。


「………!」


視界に映る彼女の姿に、僕は思わず息を飲む。
手にしていたビールを、危うく落としてしまいそうになった。


………


……暗闇の中で、今度ははっきりと浮かぶ、彼女の白い肌。

細い首筋が、今にも闇に消えてしまいそうだ。
美しい影を落とす鎖骨のライン。
小さいけれど、形のいい乳房が2つ……まるで彫刻のように綺麗だ。

引き締まったウエスト。
ふっくらとした腰のライン。
華奢な脚が、かろうじて陰部を隠している。

……そして、虚ろな表情で僕を見上げる彼女の顔。


「……な……」


ゴクリ。
思わず、喉が音を立てる。