彼は、体重をかけないように私に覆い被さると
その瞳を甘く輝かせて私を見下ろす
「…好きです」
「芹沢くっ…」
また唇を塞がれる。
「あなたを、ご主人から奪おうなんて考えてません。だから…これ以上、何もしません」
私の髪の毛を優しく撫ぜながら、囁くように話す
「あなたが、俺のこと…気にかけてくれてただけで十分です。…今、あなたが腕の中にいてくれるだけで…」
ドクンドクン…心臓が波打つ
そうして長い間、見つめ合っていた。
私には、何時間にも感じられたけれど…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…