あれから3日たつ。 私は、雑誌の並べ替えをしていた。 「おお、芹沢くん」 店長の声がする。 私は、思わず振り返って見る。 芹沢くんが、店長に頭を下げながら話している。 「店長。ご心配をおかけしてすいませんでした」 「大変だったね。もう、大丈夫なのか?」 「はい。すっかり元気になりました。また、頑張ります」 もう、良くなったんだ…よかった。 ホッとして私は、また雑誌に向き直る。