彩香は、芹沢くんを見送ると、私を見た。
「なんかあった?」
「ううん、何も。付き添っていてくれただけ。」
心臓がバクバクしている。
膝も少し震えていた。
私…芹沢くんに、キスされそうになった…
でも、どうして…
私は、ふうっと息をつくと、
「ごめん、彩香。私、先に帰るね。みんなによろしく言っといてくれる?」
「うん、わかった。大丈夫?1人で帰れる?」
「大丈夫よ。近いし、ゆっくり帰るわ」
彩香と別れて、家までの道を急いで帰る。
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