【ずっとずーっと一緒】
そう大きく書かれた文字に、
今まで二人で撮った写真が何枚か貼られていて…
いつ撮ったか分からない俺の寝顔やら、
懐かしい修学旅行の写真まで…
「ねぇ、どう?どう?」
と、興味津々に聞いてくる唯。
『嬉しいよ、ありがとう』
俺は優しく唯の髪を撫でてそう答えた。
「あーぁ!!!!
健人が喜んでる姿、この目に焼きつけたかったなぁー!」
『目に焼きつけなかったかもしれないけど
心には焼きついただろ?』
すると、唯はポカーンと口を開け
不思議な表情したかと思うと
いきなり満面の笑みになり
「うんっ!!!!」と答えた。
その笑顔が愛しくて…愛しくて…
この先一生俺がお前を守っていく…
そう心の中で誓った。
『これからは心に残る思い出を
二人でたくさん作っていこうな…』
顔を真っ赤にし照れくさい言葉を並べる。
顔が見えないからいいや
なんて甘い考えをしていた…