段差があることに気づかず
あたしは派手に転んでしまった。


『いったぁー』


とっさに出た手がクッションになり、
頭を地面に打ち付けないで済んだ。

でも衝撃が凄すぎたのか頭と目が
なんだか痛い…

手も足もヒリヒリとする。


私はゆっくりと目を開ける…


『あれっ…?』


私はもう一度目を閉じ
また、ゆっくりと目を開ける。


『うそ…で…しょ…』


何度目を閉じて開けても目の前は暗くて

今さっきまで微かに見えていた光さえも
見えなくなっていた。


『どう…しよ…』