「健人ー!!!
いま見た!? あたし歩けたよ~!!!」

『歩けただけだろー?
スキーは滑るんだよ(笑)

ほらっ手本見せるからやってみ!』


俺は平地を軽く滑ってみた。
久しぶりのこの感覚…

なんかゾクゾクする!


『はいっ次は唯の番』

唯は滑る体勢になるも、
顔がひきつりしかもへっぴり腰(笑)


だけど怖がりながらも
唯はゆっくりゆっくりと動き出した。

ちょっとずつ加速していくスピードに
戸惑うこともなく普通に滑る


なかなか上手いじゃんっ♪


「健人っ私滑れてた?」

『滑れてたよ!! てか、上手すぎ(笑)
今度は上に行って滑り降りてくるか!』


俺たちはリフトの所に行き、山の上を目指した。

リフトに乗るとき唯は初めて乗るのか
あたふたとしていて


「これどうやって乗るの?

乗れなかったらどうするの?

あたし大丈夫かな?」

って何回も聞いてきて可愛かった(笑)