カメラの画面から唯の方へと目をやると、
鬼のように怒っている唯がいた。
今にも角が生えそう…
『なに怒ってんだよ~
むちゃくちゃ可愛いぞ~!!』
俺はカメラに映っている唯を見せる。
「可愛くないじゃ~ん
ブサイクなんですけど~!!」
手足をバタバタさせ小学生みたいに暴れる
その行動も姿も可愛くて、
俺はまたカメラのシャッターを押した。
唯の専属カメラマンになれるくらい
何度も何度も俺はこのカメラの中に唯を残していく。
『さっ準備して滑りに行くぞ!!』
唯はハッとした表情をして
あわあわと準備をし始めた。