ゴツゴツしてて脂肪なんてないんじゃないかって思うくらい凄く筋肉がついている。
「なにってお風呂に入るんだよ」
『えっまだ明るいよ!?』
そう言うと私の腕を外し、
こちらを向いてクスクスと笑いだす
その行動に腹が立ち
プクッと子供のように頬を膨らませると
「かわいいなぁ~」
私のほっぺをツンツンとつつく
「夜は星を見に行くから
今のうちに入っとこうと思ってさ」
愛しい手で私の髪をそっと撫でる。
今までにないくらいの
優しい声。優しい笑顔。
また心をくすぐられる…
少し熱くなった自分の頬を両手で隠す
『そうだね。
私もお風呂に入ろう』
「一緒に入っちゃう?」
ニヤニヤと今さっきとは違う、
意地悪な顔で私の顔をのぞきこむ健人。
体温が上昇しすぎて煙がでそう…
『も~健人の意地悪!!』
きっと、今の私は熟れたりんごのように
最高に顔が赤いだろう
だけど顔が赤くなるにつれて
私の幸せ数値も比例するように上がっていく…