月日は経ち、

健人からの連絡が途絶えて
1ヶ月半になろうとしていた。


健人がいない教室にも
だんだんみんな慣れてきて

いないのが当たり前になってきた時だった。



最近バイト三昧で疲れていた俺は
久しぶりに寝坊して
ゆっくりと学校に行っていた。


俺の横を通っていくかっこいい車を
眺めながらの登校。


『うわーあれかっこいい~

あっちの方がめっちゃかっけ~!』


そんな独り言を呟いていたとき
遠くの方で、たむろしている男3人が目に入った。


『こんな昼間からたむろとか
どんだけ暇なんだよ~

学校に行けっ!!!




んっ?』


そいつらを見て独り言呟いていたら
健人に似た人をみつけた。