『じゃあな!』

「おう、またな!」


空が少し明るくなってきた頃、
俺たちはそれぞれの家へと帰った。



その帰り道。



ピッピッピッ

プルルルルッ プルルルルッ



『あっ愛美?

朝早くにごめん今から会えるか?』


今起きたばかりなのか
眠たそうな声を出しながら良いよと
返事をする愛美。


『じゃあいつものファミレスで待ってる』



電話を切った後、
俺はいつものファミレスに入った。

店の中は人も少なくガランとしている。


この店の一番奥の左の席が俺達の特等席。

そこに腰をかけて俺はコーヒーを頼んだ。



コトンッ


運ばれてきたコーヒーを飲んでいると…