俺が意識を取り戻したのは病室。
隣には愛美と唯、健人がいた。
『んっ…』
「龍っ!」
俺の手を握りしめている愛美
「やっと意識が戻った!」
「お前あんま無茶すんなよな」
そんな二人の声が聞こえる。
無茶ってゆーか…
勝手に殴られたんだけど…
『おう………って…』
まだ傷がズキズキと痛む
そうだよな
俺が気を失うまで殴られたんだもんな…
あっ、そういえばっ!!
『愛美っあの男はどうなったんだ!?』
「あぁー…別れたよ…
龍が気を失った後、健人達を呼んだの…
そのおかげで騒ぎは収まった。
それで陵也の事を警察に話すか迷ってて
別れてくれるなら話さないって言ったら
あっさり別れてくれた」
その話を聞いて俺は心のそこからホッとした。
良かった…。
これで愛美の笑顔を取り戻せた。