俺達はある場所に到着した。

それは公園。


ここの公園は愛美と愛美の彼氏との
思い出の場所らしい。


何故か心がモヤモヤしてしまう。
これは嫉妬か?


そんな事を考えていると…


「まなみ~」

遠くの方から愛美を呼ぶ声が聞こえた。
そっちを向くと、

きっと愛美の彼氏であろう男が
手を振りながらこっちに走ってくる。



見た目はチャラい。
でも、どこか優しそうな顔をしている。

この人が本当に暴力を…?

そんな事を思ってしまうくらい
オーラは穏やかだ。



でも、隣にいる愛美の手は
かすかに震えていて…


本当にそうなんだと実感した。