「…でも、何で今日なの?明日とかでも…。」


二人を部屋に入れながら、亜紀に聞く。



「何言ってるのよ!!明日は家族で祝って、誕生日は清水君と祝うと思ったからに決まってるじゃない。」



え………。


私は、そんなに祝ってもらわなくてもいいのに…。


ポカーンと口を開けている私に、藤原君は静かに聞く。



「…お前まさか、大翔と会う約束とか…してねぇの?」