「でも、アイツが…陸が言ったんだ。“お前は噂のことを取り消すのが先だ”って」 私が…噂のことを気にしてたのを藤原君は知っていたんだ。 「今日だけじゃねー。いつも、日向が大変な時に、俺は側に居ない。守ってない。俺は…彼氏失格だ…。」 ヒロは顔を俯かせた。 そんなことないのに。 ヒロは、守ってくれてる。