「いや…違くて…その…朝まではちゃんと覚えてたの!!」 私の精一杯の言い訳。 でも、ずっと一緒だったヒロにはそんなのお見通し。 「ハイハイ。わかったから、わかりやすい言い訳すんな(笑)」 「うぅ…。」 「…それで、今日綾子さんのプレゼント買いに行く日だろ?何買うか考えてるか?」 「うん、一応…。これから寒くなるし…マフラーとか…。」 綾子さんっていうのは、私のお母さんの名前。