「・・・でも、まぁ、当分は引きずってるかな」




「祥子・・・」






それはそうだよね・・・




私だって、無理だもん





「じゃぁ!そろそろ行こうかな!」





「も、もうですか?!」






祥子さんはキャリーバックを持って、ハンドバッグからパスポートを出した







「ええ、・・・あ、そうだわ、




・・・私、今度日本に帰ってきたら、




健斗さんとデートすることにしたわ」





「「へっ?」」







思わずジェラルド先生と声が重なった