「いいんですっ、先生が謝るようなことじゃないんです!





・・・それにっ、ほんとのことですもん・・・





ジェラルド先生に、釣り合わないのはっ・・・」







「はじめ、それは「でも」」






私はジェラルド先生の手を握って言った



「ジェラルド先生が、あんなふうに言ってくれて、すごくうれしかったです。」






そう言って、涙が出そうで俯いた








「・・・私、祥子さんに嫉妬してました。





・・・ジェラルド先生と堂々と腕組むしっ、ネクタイ直すしっ





綺麗で、かっこよくて、頭も良くて、性格もいい人でっ、





・・・・もしかしたら、ジェラルド先生とうまくいっちゃうかも




って思うと、苦しくてっ・・・





だから、フラれないようにっ、何か言われないようにっ





・・・・先生を避けてました



ほんと、私、こんなに卑怯で醜い感情ばっかりっ・・・