「久我さん、悪いですが、少し席を外してもらえないでしょうか





ほんの少しでいいです」









ジェラルド先生はとびきりの笑顔で久我さんにそう言うと






やっぱり人がよかった久我さんは






お手洗いに行ってくれた










「ちょっと、ジェラルド!」





祥子さんは少し怒り気味でそう言った







「祥子、スミマセンが、キミの気持ちには応えられません」






「・・っ!」