「親父…」




 そう、俺の親父。




「何してんだ?」




 俺は聞く。




「お前に渡すものがある」



 親父はそう言って、俺に白い封筒を渡してきた。



「これは…?」



「四月に、話しただろ」



 あぁ、アレか。