私? 何気に今、責任転嫁されたよーな。 「奈美、触っていい?」 「殺すよ?」 翼が、私を離してくれた。 「今度は、触るから」 「触らないでね、一生」 私は、作り笑い浮かべて、翼を部屋から追い出した。 追い出した後、胸が疼いた。 翼は、なんであんなことしに来るのかな。