こいつを傷つける奴は、ぜってぇにゆるさねェ!!




「何よ…私一人でも、どうにかできたのに」




 奈美は、俺を睨みつけて、去って行った。




 たぶん…俺が十月にあんなことをしなければ…




 奈美は今まで通り俺と話してくれたんだと思う。




 全て、俺が悪いんだから。





 俺が…。