ゴチッ!!



 頭に何かがぶつかった。



「ごっめぇぇん」



 声の主は、秋穂さん。



 クラスの女王様なんだ。



 私、苦手。




「倉橋さん、気をつけなきゃ」



 偉そうに威張り散らして。




「自分も、気を付けたら?」




 私は、一言ぶつけてみた。