「私も同感です!」



 凛が言った。



「でも、事実、ポーチは入江さんが持っているわけですし…」



 規則規則規則。



 先生の頭にはそれしかないんだ。



 生徒の意見を聞く気はなし。



 全く理解できない。



 俺は、向こうで笑ってる秋穂たちに気付いた。


 あいつらの仕業かよ。