律さんが、翼にパスした。



 あっという間に一位。



 っと、次は私だ。



 私は、翼を待つ。



 バトンが渡された、そのとき。



「約束、守れよ」




 …!!



 私は、驚いたけど、走った。



 一位でパスされた私は、二位との差を広げるという役目がある。



「いいぞーっ、奈美!!その調子!!」




 京が叫んだ。