「冗談はやめてよ?」



「俺は、本気だ!お前のことが、好きなんだ!お前と一緒にいたいだけだ!」





 翼の顔が、真っ赤。




「…うひー、恥ずかしいな、こういうの」




 言ってから、翼は私と目を合わせて。




「上目遣いとか、卑怯だぞ。かわいすぎ」




 悪戯っぽく言った。




「バカッ!」



「俺さー、ここに入学してきたときにお前に惚れたんだよな」