「なんで…!?せっかくのチャンスなのに!?」 「…嫌だったんだ。お前と離れるのが。お前に、本音言わずに離れるのが嫌だったから」 …これ、夢かな。翼がこんなこと言うなんて、ありえない。 「今日はエイプリル・フールじゃないのよ?」 「知ってる。つか、これが本音」 私は、翼を見上げた。 「俺は、恋愛無関心なんかじゃねぇんだ…お前のことが好きだってことを隠してただけなんだ」 …!? 今、なんて…?