「俺にはお前以外ありえねーよ。」 -------ぎゅっ 悠真の手が優しくあたしの背中を包み込んだ。 「今日広夢と杏奈が一緒にいるのみて本当に不安だった。あいつには何となく負けてるような気がしてたから。」 そんな風に思っててくれたんだね。 でも、大丈夫。 ひろくんは本当に大切な唯一無二の親友だから。 「だからこの先何があってもなによりも杏奈だけは失いたくないんだ。」 「あたしも......悠真だけだよ。」