「あたしが断れないの分かっててこういうことしてくる。」



「イヤなら離すけど....」



今は前から抱きしめている状態、無理やりとかは可哀そうだ。



「いやじゃないよ。」



「ほーら、やっぱりいいんだ。」



「よくない。」



顔を真っ赤にしながら俺を見つめてくる。



「これから1~2週間ぐらい夕方から病院に行くから。」



「リハビリとかするの?」


また心配そうに瞳をウルウルさせる。