「悠真!!」
グラウンドの真ん中で太陽の光を燦々と浴びているキミに呼びかける。
「…………杏奈。」
あたしのところに悠真がやってくる。
「悠真のゴールはこの目でちゃんと見たから、途中からしか来れなくてごめんね。」
「いや、来てくれただけで十分。」
「本当におめでとう、カッコよかったよ!眩しくてキラキラしてみえたよ。」
悠真、ミーティング始まるぞ。
遠くでそんな声が聞こえた。
「ありがとな、また後で。」
そう言ってまた、みんなの輪の中へ戻っていった。
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