--------------ゴールへと円を描くボール。 その白い枠の中へ、収まるようにボールが吸い込まれていった。 「「入ったー!!」」 周りの人の声の歓声が、あたしにゲームの行方を知らせてくれた。 ピッピー。 審判が笛を鳴らした。 ゴールと同時に鳴り響く、終了の合図。 グラウンドには悠真の周りにチームメイトが集まって、みんな太陽に向かって人差し指を突き上げていた。