「お味はどう?あたしが嘘ついたように思える?」
食べていくうちに陽菜の表情もだんだん柔らかくなっていって。
「うん、自分で言うのもなんだけど美味しくできた!!」
「これなら、差し入れにもばっちりだよ。」
「そうだね、ちょっと自信出てきた、今日はありがとね。」
「ぜんぜん大丈夫だよ。親友のためならキッチンぐらい余裕で貸すから。」
「ここって有川家だけどね。」
まぁ、そうなんだけど……
「いいって、細かいことは気にしないで。」
「じゃあ、明日ね!応援がんばろ!」
そういって陽菜はうちをあとにした。
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