「杏奈ー?ずいぶん時間かかってるみたいだけど大丈夫??」 階段の下から陽菜の声が聞こえてくる 「大丈夫だよー!!すぐ降りる。」 あたしも陽菜に負けじと大きな声で叫ぶ。 ラッピングも見つかったことだし、マドレーヌのお手伝いに行かなきゃ。 ダダダダッ! 大急ぎで階段を駆け下る。 キッチンに着いた時にはマドレーヌの美味しそうな匂いが部屋中に漂っていて。 うーん、いい匂い味見したいな。