「今から俺部活だから、行ってくる。帰ってくるのは七時ぐらいかな」




それだけ言うとあたしに背を向けて階段を下りて行った。



「わかった!!頑張ってね。」



悠真の姿がだんだん見えなくなって、やっといつものあたしの戻れたかも。




このままだと本当にもたない、生活できなくなっちゃうよ。




そんなことよりラッピングの材料探さなくちゃ。




一階から上がってきてから、もうずいぶん時間がたってるかも。




急がないと陽菜に怒られる!!半年前ぐらいの記憶を一生懸命呼び戻す。




あっ!!机の中だ。




なんでこんな時に思い出すんだろう、もうちょっと早ければあんな恥ずかしい思いしなくてよかったのに。