次の日…

「ゆっきー!!ちょっと話があるんだけど!!」

私は、ゆっきーに、雄貴の話をするため、

呼んだ。

「ん??話って?」

ゆっきーは、いいよと言って、話を進めた。

「あのね…いきなりなんだけど…」

私は恥ずかしながらも言いはじめた。

「告白…しようと思うの…」

私は、こんなこと…はじめて言った。

ゆっきーは、驚いて、呆然としていた。

「どうしちゃったの!!いきなり変わっちゃって!!」

大げさに言われた。

うーん…どうしたのかな…?

「私…本当の恋に目覚めた感じなの…(笑)」

とにかく、適当に言った。

「あはは…でも、いいんじゃない?」

ゆっきーは、苦笑いをしつつ、マトモに応援してくれた。

ありがとう…

「ありがとう…」

自分が思ったことを、二度。



さっそく、雄貴を呼び出した。

体育館の裏だ。

「なんだ??」

雄貴は、笑っていった。

「あのね…今から話すこと…でたらめじゃないよ??」

「おう」

雄貴は、私の言ったことに、真剣に聞いてくれた。

「好き…なの…」

小さな声で言った。

それでも、雄貴は、聞き逃さずに聞いてくれたようだ。

「え??」

しかし、呆然としているようだ。

「…っ……」

え?何??

雄貴は、唇をかみ締めていた。

「ごめん―…」

雄貴は…私の横を通り過ぎていった―…