私が送った内容は、

それ、本当!?

嬉しい!!是非行きます。

誘ってくれてありがとう

だ。

もう、本音を言いたくてしかたがなかった。

この胸のドキドキは、もう抑えられない。

だって、もう、誰かに聞こえるくらいの

音だったから。

そう思うと、逆にすっごくドキドキしてしまった。

そんなふうに、思わないほうがいいな、と

思ったが、ドキドキするのには、それなりの理由が

あるから、いいんだ、と思った。

それに、自分のことだし。

嫌なんて思わない。

そりゃ、ほんの少しはするけどね―…

放課後、私は篤史と帰った。

帰る道は、ほとんど一緒なのだ。

そういえば、ゆっきーも、

隆士と付き合うことになったんだよなー

そんなことを考えながら、二人きりで帰っていた。

ゆっきーと隆士は、

両思いだったと聞いた。

凄いなあ、って思ったけど、

私にもすっごく愛しい彼氏がいるもんねーと、

自慢げに思った。

そんな表情を、篤史はみていたようで、

「何笑ってるんだ?あははッ」

と、笑われた。

私は、少し、ほおを膨らませ、

怒った顔をした。

「篤史のバカあッもういいもんねッ」

ふざけて言ったのが、わかったらしく、

篤史に、

「どうせ、遊び半分だろ?」

と、言われた。

やっぱり篤史にはかなわない…

としょんぼりした。

だけど、私の気持ちをわかってくれる篤史が

とっても大好きだ。

「ついでに、もう、桃香は彼女なんだし、アツでいいよ」

と言われた。

ついでに桃香だけだ。こんなふうに言われるの。といってきた。

それも、何となく、嬉しくて、にっこりと篤史に笑顔を向けた。