「じゃあさ、同じ学校みたいだし、
 お互い、学校で告白しちゃえばいいじゃん♪」

と、ゆっきは、笑って言った。

学校が始まるまで、あと、3日。

それは…いいかもしれない…。

と思った。

それは…もう私は、篤史の事を好きになっていたからだ―…

ところが、次の日。

♪~♪~♪

篤史からのメールだ。

今、桃香の家の前にいるんだけど、

家に桃香はいるか?

と書いてあった。

私は、言われてもいないが、一階に降りて、

玄関のドアの鍵を開けて、外へでた。

すると、舌をだして、

「よぅ」

という声が聞こえた。

その声は、まっさきに篤史だと分かった。

「篤史!!どうしたの!?」

私は、びっくりして、近づいた。

「隆士から家、教えてもらった。話したいことあったから」

と言った。

篤史は、みたことのない真剣な瞳をしていた。

「何??」

私が聞いた。

すると…

「俺さ…まだ……友達になりはじめてばっかだけどさぁ…」

篤史は、顔を真っ赤にして言った。

「桃香が好きなんだ…」

とぼそりと言った。

私はびっくりした。

まさか…両想いだったなんて…

でも…だから…

返事は決まっている…!!

「返事は考えてからでいいんだけど―…」

篤史は目をそらして言った。

「ううん…」

私は、首を振った。

「今言う…!!……私も好き!!ありがと!!」

勇気を出して言った今、私の人生は、変わった―…

そして…私は、やっと、幸せをつかめた―…