相変わらず学校は
ダルかった、
私は無駄に明るく振る舞って
毎日を過ごしてた
だってみんな
暗い私『椎名るみか』には
興味はないようだったから
ずっと笑って過ごしてた
ダルかった
一日も終わり
階段をおりていたら
前には君がいた
私のとなりにいる
あゆみは私を見て
なにやらニヤニヤしていた
私はうざいと笑いながら
あゆみの肩をかるくぶつ
私は気づいた
君の青いリュックの
チャックが開いていることに
しかもなんか落ちそうだったから
君のまわりには
楽しそうな友達が
たくさんいたけど
私はまあいいかと
君の肩に私の手を伸ばした
君に初めて触れた