「好きだねぇ、花」






廊下からくんできた水を、教室の後ろにあるお花に水をやる。






「だってきれいじゃん!しかも私、植物係だし・・・」






私がそうぶつぶつつぶやいていると、






「お。陵夜がこっちにきた」






わざとらしく、私に聞こえるように言った。