「…あの髪…あの姿」


次の日の学校は、相変わらず昨日の出来事しか思い浮かばない
10年前、同じような事があった。
家族が殺され一人になったときに、同じような事が起きていた…


「私を狙ったのは別として、助けてくれた方は…」


私を助けてくれた人(多分男)は覚えのある声だった。


「莉亜!一緒にお昼食べない?」


「あっ…ありがとう!でも少し用があるから!」


この事は流石に話せない。頭から離れない以上は話してしまいそうだ
誰もいない場所…


私は屋上を目指した